そこはかとなく 書きつくれば

*沼の中からこんにちわ*

生きる力をもらえた、という話

星野源

 

いつもお世話になっております。

先日は10周年ライブにて、本当にありがとうございました。

最高でした 最&高でした。

 

10年前と同じ日 同じ時間 同じ場所から。

配信でも客入れBGMがあるのも

湯気・ステップ・私 が入ったセットリスト

ライティング

ドームを経た いつものメンバーと

いつもの音 いつもと違う 変わらずおしゃれなアレンジ

最高でした。

 

最近では Hello Songを聴くと 自然と泣く体になっています。

 

ライブの感想は また別の機会に改めて。

 

今日は源ちゃんに出会い、勝手に救われた自分の話をします。

自分の話ですみません。

 

 

初めてしっかり認識したのは 2015年の"コウノドリ"です。

星野源 そのお名前は聞いたことがありました

ご病気をされたことも何となく知っていました。

 

あなたに向き合ったのは この時が初めてでした。

このドラマの素晴らしさは 語りだすときりがないので割愛します

 

 

様々なドラマが描かれる中 "しのりん"こと 四宮先生を演じられた

あなたのことが気になり ”YELLOW DANCER"を借りてみました。

 

YELLOW DANCER (通常盤 初回限定仕様)

YELLOW DANCER (通常盤 初回限定仕様)

  • アーティスト:星野 源
  • 発売日: 2015/12/02
  • メディア: CD
 

 

...初めて聴いたとき 正直『よく分からない』と思いました。ごめんなさい。

 

いわゆるJ-POPの 流行りもの 邦ロック

そんなもので育ってきた ミーハーな私には

源ちゃんの音楽は難解でした。

TSUTAYAのポップで 褒められている意味がわかりませんでした。

 

でも、なぜか、

ファーストインプレッションで"違う"と思ったものには触れない

そんな悪い癖のある自分が なぜか、リピートしていました。

 

運転しながら 料理をしながら あなたの音楽を聴きました。

なにがそうさせたのかは 今でも分かりませんが

あなたの音楽に あなたという人に興味が湧きました。

 

気が付いたら、Strangerを借りていました

Stranger

Stranger

  • アーティスト:星野源
  • 発売日: 2013/05/01
  • メディア: CD
 

この人は何とたたかっているんだろう、と思いました。

何がこんな音 詩を作らせるんだろうと

ある種の心配にも似た気持ちを抱いていました。

 

 

 

そんな頃、自分として大きなチャレンジをしました。

リハビリの可能性と現実を リハビリを事業として動かす楽しさを

仕事をする楽しさを教えてくれた人たちから離れ

"日本一"と呼ばれる老健に挑みました。

 

(老健=介護老人保健施設

地域のリハの中心を 在宅復帰を担う施設として 位置づけられています

*1

 

認知症専門棟をPTとして担当し

翌年には相談員として そのままそのユニットを担当しました。

 

ここが日本一と呼ばれる所以は 相談室にあると感じていたので

絶対に行きたくない と思っていましたが

気が付いたら任命されていました。

 

この地域をまだ何も知らない 何もできないPTが

こんなところにいて良いのだろうか。という疑問が大半だったけど、

ここでのマネジメントが学びたくて来た私は

転職1年で 相談室に任命された という誇らしさがあったこともまた事実です。

 

 

でも そんな誇らしさは3日で消えました。

 

しんどい。しんどい。しんどい。ただしんどい。

現場からは"なんでこんな人を入所させた"という視線と

"早くこの人どっかに送ってよ"という空気を 毛穴全てで感じました。

 

ご家族からは なんだかんだ家でみるのはもう無理 でもお金もない

だから"在宅復帰"と呼ばれる施設には送れない

お医者さんもいて 医療費もおおかた まるめで こんなに居心地がいい所はないから

ずっとここにいさせてね という意向を感じました。

(それが悪いというわけではありません)

 

現場から責められ ご家族から責められ 経営側から責められ

定時にタイムカードを切り 遅くまでユニットに戻る日々。

 

暴力をふるう彼は 精神科に送ったら薬を盛られ動けなくなるだけ

そしてそもそも その病院が受けてくれるとも限らない

そもそもご家族は うん とは言わない。

 

苦しくて仕方なかった。

転倒→骨折も多く 入院・手術・またうちで引き取り

ADLも認知機能もただ下がるばかり

家に帰りますと言ってお引き受けした方々が お家に帰る日が ただ遠のくばかり。

 

ご本人が ご家族が悪いわけでもなく

転んでしまった現場が悪いわけでもなく

何が悪いわけでもない

だから相談室が頭を下げなければいけない。

なんで、なんで、なんでなんだろう。

 

素晴らしい仲間や 先輩たちにも出会えた。

その人たちが 自分を大いにすり減らすのも見ていた。

だからその人たちが 周りのスタッフをすり減らすような

なんとも言えない関係も たくさん見ていた。

 

だから私が引き受けなきゃいけない。

残業代が欲しいなんて思っちゃいけない。

望んでここに来たんだから しんどいなんて言っちゃダメ。

現場みんながしんどい 夜勤がないわたしは しんどいの程度なんてたかが知れている。

 

そんな思いで過ごしていた時

相談員である私の行動一つで 命が変わるかもしれない方に出会いました。

 

結局、私はその方から その場から逃げました。

眠れない 食べられない 動けない 仕事に行けない

行かなきゃいけないのはわかってるけど 体が動かない

 

気が付いたら母が私のアパートにいました。

色々あらいざらい 話したような気もしますが いまひとつ覚えていません。

仕事の事 自分の醜い所 自分が大好きなのか大嫌いなのか分からないこと

引いてみる やや知識がある自分もいるから 心底 病的に病むわけではないこと。

だから今の自分は ただ逃げているだけだという事。

 

そのまま実家に収容されました(笑) そして数日 おばあちゃんちに送られました。

ばーちゃんと何をするわけでもなく ご飯を食べ 寝ていました。

ただぼんやりしていました。

 

そんな中 源ちゃんがテレビでFamliy Songを歌っていました。

Mステスーパーライブ。

涙目で。「ただ幸せが 一日でも多く そばにありますように」って。

 

あなたは 何処にでも行ける

あなたは 何にでもなれる

 

そうか。そうなんだ。そうなのかも。

何処にでもいけるし 何にでもなれる。わたしはわたしでいい。

 

赦してもらえた気がしました。

こたつをかたつむりみたいに背負いながら ぽろぽろ 涙が出てきました。

心が解けるって こんな瞬間なのかなって思いました。

また頑張ってみようかな。頑張らないぐらいに。

自分とその隣を大事に出来るように。そうしたら何処にでも行けるんだ。

そうしたら自分の隣の人も 何処にでも行けるのかもしれない。

 

その後数か月 人生の春休みを頂き 結局同じような仕事に戻りました。

結局、あーダルー、早く帰りたーいと 毎日思っています。

それでいいとも思っています。

 

 

 

その頃の源ちゃん Family Songを発売し

年末の音楽番組で歌う度 涙目の事が多いなぁと ぼんやり感じていました。 

 

先日、星野源ANNで あの頃の涙目の答えが少しわかりました。

イントロくそやべぇという恒例のコーナー

この日は10周年の源ちゃんSongの中からの選曲。

どなかたがFamily Songを選んでくれました。

 

「この頃はすごく苦しくて そんな中作った曲で Continuesの追加公演 初披露のアンコールで流れてきたとき 自分の作った曲だけど泣きそうになった。自分の後ろに いつものバンドメンバーがいて その音に包まれたら なんとも言えない気持ちになった」

 

そう解説していました。(全てニュアンスです すみません)

 

2017年頃、「恋」のあと、苦しかったと今までも色んな所でたくさん語ってくれていました。

源ちゃんの苦しさは どんなだっただろうか。虚像が独り歩きするその苦しさ。

 

思っても思いきれませんが あなたがいつでも"今"の世に寄せてくれる音楽は

色んな血が通っていて 生と死を内包していて

この世界ってクソだよね、だけど生きようねと歌ってくれていて

だからこそ大好きです。

 

今まで知らなかったたくさんの音を教えてくれました。

だからこそ大好きです。

 

苦しい中でも必死に作ってくれた音楽で 救われた人がいるよと

それが1mmでも あなたの救いになればと思っています。

 

 

死と真正面から向き合って歌っていた頃

生を描くことで 死を象るようになった近日

 

"愛をしている"というのっておかしくない?と思っていた頃

愛してるという歌詞が登場した近日

 

自分が好きな音楽へのリスペクト

リスペクトと"自分"を融合した 他で形容できない 星野源 という音楽

 

 

あなたが生み出すものから

生きる力や広がる音の世界

そんなものを授かっています。

 

オタクとして幸せに生きられているのも あなたに出会えたからです。

 

生きる力を ありがとうございます。

源ちゃんもどうぞ 自分をすり減らさず

源ちゃんらしく突き進んでくださいね。

 

いつもありがとうございます。

ずっとずっと 応援しています。

 

毎日毎日 本当にクソばっかりですね。

 

 

 

 

すずより。

*1:施設、とひとくちに言っても色々あるし

その施設でも 経営者の意向一つで スタンスはかなり違います